土地の個性を味方に!敷地条件を活かす設計のヒント
前回のコラムでは、「南東角地=人気で価格も高め」とされる理由や、土地の価値が敷地条件によって変わることをお伝えしました。
では、それ以外の土地は“残念”なのでしょうか?
答えはNO!
たとえ条件に偏りがあるように見えても、視点を変えることでその土地ならではの魅力が見えてくるものです。
今回は、前回のクイズに登場した6つの土地を例に、それぞれの敷地条件と、どんな工夫で活かせるのかをご紹介します。
クイズの答え合わせ!人気順を発表
こちらが前回のクイズの答え合わせです。
図の①~⑥、実は1~6位の人気順を表してます。
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■人気順 1位:①(南東角地) |
条件の違いで設計の工夫が変わる!
それぞれの土地には異なる魅力があり、それに応じた設計の工夫をすることで“住みよい家”が実現します。
▼たとえば…
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南道路(①②③):リビングを南向きに配置しやすく、日当たり良好。敷地に余裕があればウッドデッキや庭との相性も◎。
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北道路(④⑤⑥):プライバシーが確保しやすく、南側に広く庭を取れるのが魅力。駐車スペースも玄関も北側にまとまりやすい。
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角地(①②④⑤):2方向からの採光や通風が取りやすく、開放感のある間取りが可能
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東道路(①④):朝日が入りやすく、朝型の生活スタイルに向く配置が取りやすい。
東南の角地が人気な理由(1位の理由)
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日当たりの良さ:南からの光が入ることで、明るく暖かい住まいが実現しやすい。
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開放感:角地は隣接面が少なく、視線が抜けることで解放感を感じやすい。
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設計自由度:建物の配置や窓の取り方に自由が効き、プランの幅が広がる。
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通風の良さ:風の通り道が2方向以上に確保できるため、自然換気がしやすい。
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資産価値が高くなりやすい:人気が高いため、売却時の評価にもつながりやすい。
敷地条件を読み解いて「その土地ならではの暮らし方」を
土地選びの段階で「完璧な条件」ばかりを求めると、選択肢がどんどん狭くなってしまいます。
でも、敷地条件の“個性”を読み解くことで、設計の工夫次第で豊かな暮らし方が実現できるのです。
今後のコラムでは、具体的な間取りや法的制限の読み解き方、 「土地資料のどこを見る?」といった実践的な内容にも触れていく予定です。 お楽しみに!
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