土地選び、迷子になっていませんか?
「理想の暮らしをイメージする」ことの大切さを前回お伝えしましたが、今回はそれを実現するためのステップとして欠かせない“土地選び”について掘り下げてみましょう。
土地探しを始めたものの、なかなかピンとくる物件に出会えなかったり、選ぶ基準が分からなくなってしまったり……そんな「土地選び迷子」になりがちな方へ。
今回は、敷地の特徴をどう活かせばよいのか、暮らしと照らし合わせながら、前向きに探すヒントをお届けします!
希望の「土地環境」を書き出してみましょう
土地環境とは「立地」のこと。
例えば、
・近くに公園があったらいいな
・実家の近くに住みたい
・通学のために学校を変えたくない
・通勤や買い物に便利な場所がいい ……など、
家族で希望条件を出し合ってみましょう。
そしてそれらを「面積」「環境」「利便性」の3つに分類し、「譲れる条件」「譲れない条件」に整理していくと、土地選びの優先順位が見えてきます。
「面積」の希望から考える
必要な駐車台数によっても、土地の広さは変わってきます。
例えば、
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私たちが主にご案内している岐阜県本巣郡北方町や本巣市では、比較的土地価格が安価なため、広めの土地を希望されるお客様が多い傾向にあります。
特に最近では、60坪前後の土地を選ばれる方が多く、建物だけでなく、駐車スペースや庭、外物置なども含めた、ゆとりある暮らしを重視する方が増えています。
ただし、土地が広くなればなるほど、外構費用や維持管理の手間も増えるため、価格の安さだけで広さを決めてしまうのは注意が必要です。必要以上に広い土地を選んでしまうと、建物以外の部分にかかるコストが思いのほか高くつくこともあります。
「環境」と「利便性」のバランスを
「日当たりや風通し」「近隣環境の安全性」も大切です。 さらに、通勤・通学・買い物などの利便性も見逃せません。
住宅が密集する駅近エリアは便利ですが、土地はコンパクトになりがち。
一方で、郊外では土地にゆとりがある分、生活の利便性に工夫が必要な場合もあります。
家づくりは、土地と建物がセットになって初めて“暮らし”になります。 そして環境と利便性も含めた全体のバランスを見ることで、理想の住まいに近づいていきます。
土地を見るときの視点を変えてみよう
希望条件を100%満たす土地を探すのは、正直なところ難しいものです。
土地そのものの「良し悪し」だけに注目すると、ますます理想に届きづらくなってしまいます。
【建物が建った後の全体像】を想像する視点を持つと、選択肢が広がります。
クイズ!この中で一番価格が高い土地はどれ?
下の図を見てください
Q. 土地 A~F のうち、価格が一番高いのは?
→正解は【 F 】!
理由は、
- 日当たりが良い:朝から夕方まで光が入り、冬も暖かい。
- 風通しが良い:2方向が道路に面し、空気の流れがスムーズ。
- 開放感がある:隣家との距離が確保しやすく、圧迫感が少ない。
- 設計の自由度が高い:窓や玄関、駐車スペースなどの配置に柔軟性がある。
などのメリットがあるからです。
但し、価格も高くなりがちです。つまり、敷地条件によって土地の価値が大きく左右されるということが分かります。
でも、ご安心ください。
一見不利に思える土地も、視点を変えれば“理想の暮らし”を叶えるチャンスになることもあるんです。
ちなみに、他のA~Eの人気順や、それぞれの敷地条件を活かした工夫って気になりませんか?
そのお話は、次回のコラムでじっくりご紹介します!お楽しみに。
今後のコラムでは、こうした敷地条件を活かした家づくりの工夫や、建築に関わる法的な制限、土地資料の見方のポイントなども具体的にご紹介していく予定です。どうぞお楽しみに!
土地探しから家づくりを始めたい方、ぜひお気軽にご相談ください!
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